はじめに:誰にも言えなかった“違和感”
臨床検査技師として働く私は、30代半ばを迎えた頃から、ある違和感を抱えるようになりました。
「このまま、この働き方をあと30年続けるのか…?」
仕事は嫌いじゃないし、患者さんとの関わりにやりがいも感じる。
だけど、それだけじゃ割り切れない“何か”が、ずっと心の中に残っていたんです。
この記事では、そんな私がなぜ“ノマド”という働き方に目を向けるようになったのか。
医療職という安定した職種から、なぜ新しい一歩を踏み出そうと決めたのか。
その理由を、正直にお話ししたいと思います。
医療現場で感じていた「がんばってるのに、報われない」感覚
医療職って、“人の命に関わる大切な仕事”と言われます。
実際、私もその責任感をもって日々働いてきました。
でも、現実はどうでしょう?
- 毎日満員電車で出勤し、フレックスも在宅も選べない働き方
- 増えるばかりの業務に対して、なかなか上がらない給料
- 人間関係や雰囲気で大きく左右される職場環境
- な欠勤や人手不足で、自分の予定が崩れることも多い
一言でいえば、「心身のリソースを削っているのに、人生の自由度は低い」。
それが私にとっての“現場”でした。
ノマドという働き方を知ってしまった日
そんなある日、「ノマドワーカー」「海外移住」「パソコン1台で働く」という言葉をSNSで見かけました。
正直、最初は「一部のすごい人だけの話でしょ?」って思いました。
でも、調べていくうちに「意外と未経験からでもできる副業や働き方がある」ことを知ったんです。
たとえば、こんな仕事たち。
- SNS運用代行
- ブログやWebライター
- オンライン事務
- 翻訳・通訳(英語初心者でもOKな案件も)
- コンサル系の副業(自分の経験を生かす)
「英語もスキルもない私でも、本当にできるの…?」
最初は半信半疑でしたが、“やらないまま一生を終えるほうが怖い”と思ったのが、踏み出すきっかけでした。
小さな副業から始めた、“ノマド準備”
私が最初に始めたのは、SNS運用の副業でした。
月に数千円〜数万円の収入でも、「会社以外に収入源がある」という事実は、大きな安心感になりました。
▼ 活用したもの
• SHElikes(未経験女性向けの副業講座)
• ココナラやクラウドワークスで実績を積む
• AIスピーク・Duolingoで英語を毎日5分だけ勉強
スキマ時間でできることから、まず“経験”を作る。
これがノマドを現実にするための第一歩になったんです。
それでも不安はあった。でも、私はこう考えた。
「本当に医療職を辞めていいの?」
「安定を手放して、後悔しない?」
そんな不安が何度も押し寄せました。
でも、最終的に私が出した答えはこれでした。
「人生において、自分の自由時間が少ないことのほうが後悔する」
“安定”の中で「やりたいことを我慢し続ける」未来よりも、
“挑戦”の中で「自分らしい働き方を探していく」人生のほうが、私には合っていると気づいたんです。
ノマドは自由だけじゃない。でも、やってよかった
もちろん、ノマドには自由だけじゃなく、自己管理や収入不安定といった責任もあります。
でも、それでも言いたい。
「私は、ノマドを目指して本当によかった」と。
・朝の満員電車に乗らなくていい
・人間関係に疲れなくていい
・自分の時間を“自分で使える”感覚
・どこにいても働ける可能性
これは、医療職として一生懸命がんばってきた私への、新しいご褒美だと思っています。
最後に:今、あなたに伝えたいこと
「このままでいいのかな」と、ふと立ち止まる瞬間がある人へ。
医療職という道を選んできたあなたなら、きっと真面目で、責任感が強くて、頑張り屋さんなはず。
だからこそ、“自分の人生を変える力”も、あなたには絶対ある。
最初の一歩は、小さくてもいいんです。
副業でも、英語学習でも、SNS発信でも。
一歩踏み出したその先に、「あなたらしい働き方」がきっと見えてくるはずです。
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