ドバイ移住、ずっと「いつかは」と思いながら動けずにいました。
2024年2月に初めてドバイを訪れて、あの都市のエネルギーと自由な空気に引っ張られて。帰国してからもずっとアンテナを張っていました。
でも2026年の春、状況は大きく変わりました。
「ドバイって今、大丈夫なの?」 そんな質問をいくつかもらったので、私が調べたことを正直にまとめます。
2026年、何が起きたのか 📰
まず2025年夏の「12日間戦争」から
きっかけは2025年6月。イスラエルがイランの核施設に先制攻撃を行い、両国間で攻撃の応酬が続きました。「12日間戦争」と呼ばれるこの出来事で、ドバイへの航空便にも一時的な影響が出ます。
ブリティッシュ・エアウェイズやシンガポール航空がドバイ便を一時運休。この時点で外務省のUAE危険情報はレベル2(不要不急の渡航は止めてください)に引き上げられました。
2026年2月〜3月:事態が急変
2026年2月28日、米国・イスラエルがイランに大規模攻撃を開始。 イランが即座に報復し、UAEの施設にミサイルが着弾しました。
ドバイ市内でも爆発音・迎撃ミサイルの発射音が断続的に続いたと報告されています。NHKが取材した在住の日本人の方は、「昨夜から1〜2時間おきに、現在も続いている」と語っていました。
ドバイ国際空港は3月1〜2日に事実上閉鎖。エミレーツ航空が全便を停止しました。その後も3月16日に再び全便停止が発生し、計1万1,000便以上がキャンセルされています。
今(2026年4月)の状況は? 🌏
外務省の危険情報:現在もレベル3
日本の外務省はUAEの危険情報を**レベル3「渡航は止めてください」**に引き上げています。
| レベル | 内容 |
|---|---|
| レベル1 | 十分注意してください |
| レベル2 | 不要不急の渡航は止めてください |
| レベル3 | 渡航は止めてください(現在) |
| レベル4 | 退避してください |
最新情報は外務省 海外安全ホームページでご確認ください。
空港・航空便の状況
3月下旬以降、ドバイ国際空港は段階的に運航を再開していますが、状況は流動的です。 エミレーツ航空の日本路線も段階的に再開していますが、変動が激しいため渡航予定がある方は必ず最新情報を確認してください。
在住者の状況
在住の日本人の7〜8割が一時退避したという情報があります。 一部の方は残留して通常に近い業務を続けているとのことですが、「ドバイの安全神話が崩れた」という認識はSNS・メディアで共通しているようです。
友人から聞いたリアルな話(3月末時点)
私にはドバイにビザを持っている友人が何人かいます。直接聞いた話を共有します。
「すべての場所が危険なわけではない」 現地に滞在している友人によると、ミサイルのアラートが鳴ることはあるものの、街全体が危険というわけではなく、生活は続いているとのことでした。
ビザ更新のために渡航しようとしたら欠航になった 別の友人は、ビザ更新のためにドバイに行く必要がありました。戦争の状況を見ながら様子をうかがっていたのですが、フライトが動いているようなので渡航を決意。しかし予定していた羽田発の便が欠航になり、希望の日に飛べず。翌日、成田発のフライトに変更して、こちらは無事にドバイへ到着できたそうです。
ビザの期限切れには要注意 もう一人の友人は、計算ミスでビザの期限が1日過ぎてしまい、ドバイに入国できず帰国することになりました。
実はUAE政府(ICP)は、2026年2月28日〜3月31日の期間、領空閉鎖の影響を受けた全国籍・全ビザ種別を対象に、オーバーステイの罰金を自動免除する公式措置を発表していました。
友人の入国拒否は**4月5日(措置終了の翌週)**の出来事です。つまり免除期間はすでに終わっており、通常ルールが適用された結果ということになります。
SNSで「ビザ期限が過ぎても大丈夫」という情報が出回っていたのは、この3月末までの措置を指していた可能性が高いです。4月以降はその措置は終了しており、通常通り罰金・入国拒否の対象になります。 鵜呑みにするのは危険です。
ビザの期限は常に余裕を持って管理することを強くおすすめします。
UAEはなぜ巻き込まれたのか 🏙️
ドバイ(UAE)は長年、「どちらにも属さない」外交を続けていました。 イスラエルとの国交正常化(アブラハム合意・2020年)も結びつつ、イランとの経済関係も維持する——そういうバランス外交のモデル国でした。
今回の紛争でそのバランスが崩れ、イランによるミサイル攻撃を受けたことでUAE政府は「中立」から「防衛」へとスタンスを転換しています。
ドバイが「安定している理由」は今も変わらないのか 🤔
正直に書きます。
ドバイが安定していると言われてきた理由——経済の多角化、外国人保護への強いインセンティブ、徹底した治安管理——は構造的には今もあります。
ただ、今回の出来事は「ドバイは地政学リスクの外側にある」という前提を崩しました。 どんなに都市が洗練されていても、地域の紛争が飛び込んでくることはある。
それが今回わかったことです。
私の正直な気持ち 📝
移住先としてドバイを考えていた私の気持ちは、正直いうと複雑です。
「ドバイは安全」「東京より治安がいい」と言われていたし、実際に2024年に訪れたときもそれは感じていました。
でも今回のことで、中東という地域リスクとは切り離せない場所でもあるということを改めて認識しています。
今の状況で「行こう」とも「やめよう」とも断言できないけど、私は今しばらく様子を見るつもりです。
旅行・移住を検討している方へ ✈️
現時点(2026年4月)で確認してほしいことをまとめます。
- 外務省の危険情報レベルを確認する(安全情報ページ)
- 航空会社の運航状況を確認する(エミレーツ・JAL・ANAの公式サイト)
- 旅行保険の補償範囲を確認する(紛争地域扱いで対象外になるケースあり)
また、ひとつ知っておいてほしいのが——
現地でミサイルや爆発の映像をSNSに投稿すると、UAEのサイバー犯罪法に基づいて起訴されるリスクがあります。 実際に観光客20人以上が起訴されたという報告があります。削除済みのデータでも問題になった事例も。 旅行中は治安関連の映像を撮影・投稿しないことを強くおすすめします。
まとめ ✨
- 2026年3月の中東情勢でドバイも直接影響を受けた
- 外務省の危険情報は現在レベル3(渡航中止勧告)
- 空港は段階的に再開しているが、状況は流動的
- 旅行・移住を検討している方は最新の公式情報をこまめに確認を
ドバイという都市が持つ魅力はなにも変わっていないと思っています。 状況が落ち着いたとき、またあの街に行きたいと思っている気持ちは正直にあります。
ただ今は、無理をする時期じゃないかなと。
皆さんもどうか安全に、情報をしっかり確認した上で動いてください 🙏
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